マジックカントリー（1999年生、母マジックモーニング）

マジックカントリー（1999年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時7歳）と交配したマジックモーニングが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地26戦1勝2着2回、中央障害5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月27日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 小雪/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

3月16日、中4週で迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた4戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のローリンサーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月20日、中5週で迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったザプレイヤーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月21日、中4週で迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2003年）

1月25日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3月23日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた20戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサムライワールドから6馬身差の2着となった。

8月11日、中4週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホープログレスに約10馬身の大差をつけて2勝目を掴み取った。

5歳（2004年）

7月31日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（8戦0勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったハードチケットに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた28戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

6歳（2005年）

1月8日、中4週で迎えた29戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

1月30日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。