リアルワース（2004年生、母ミラクルワールド）

リアルワース（2004年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「本物＋価値。真価」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時12歳）と交配したミラクルワールドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年のC級チャンピオン(一般C12)。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月28日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月25日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

6月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

8月12日、中7週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、もっと牛乳を飲モ～!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた7戦目は、一般C29（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた8戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた9戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

4歳（2008年）

1月7日、連闘で迎えた10戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ドールリヴィエールに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C32（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒルノフェシルナを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた13戦目は、吉野温人1歳誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（6戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミナミノカチドキに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカクテルウィッシュを半馬身振り切って2勝目をマークした。

4月3日、中2週で迎えた15戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、春風特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた16戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブルースパークルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキンカフェローに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月11日、中1週で迎えた19戦目は、白ばら特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた20戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アイファーカツオーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C13 16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ジューンパラダイスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた22戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクオデッセイに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

8月29日、中1週で迎えた23戦目は、高賀の森水杯（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（10戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月24日、中3週で迎えた24戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた25戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は島崎和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったパープルスピーチに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、マイネルバスビーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。