ヒルノフェシルナ（2004年生、母サンアントラーズ）

ヒルノフェシルナ（2004年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時6歳）と交配したサンアントラーズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原鈴木牧場。戦績は、地方42戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の一般C14。

経歴

デビュー前

新山広道厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2006年）

8月11日、デビュー戦は小山信行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は439kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカズノトップロードを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のキング（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3歳（2007年）

3月7日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

3月12日、連闘で迎えた8戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の岐南町徳田ねぎ賞（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月22日、中0週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、オーリーテンに交わされて3馬身差の2着となった。

4月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ヒカルアヤノヒメに交わされて3馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月8日、連闘で迎えた18戦目は、3歳戦の勝バースデー記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月26日、中0週で迎えた20戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、一般C30（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般C32（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、スミノチェンタウロにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月18日、中2週で迎えた23戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた24戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（12戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた25戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小山信行騎手（10戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

4歳（2008年）

1月13日、中1週で迎えた26戦目は、大将生誕&嫁取り記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（11戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

1月21日、連闘で迎えた27戦目は、一般C32（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（13戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリアルワースに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月27日、連闘で迎えた28戦目は、一般C32（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（12戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったグレンゼスキーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月4日、連闘で迎えた29戦目は、一般C27（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（13戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C27（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（14戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったグレンゼスキーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた31戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネヴァキッスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般C19（名古屋ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は小山信行騎手（14戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた33戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた34戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（15戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアローサンディに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月7日、中1週で迎えた35戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた36戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（16戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた37戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（17戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、キクノディアナに交わされて7馬身差の2着となった。

8月6日、中2週で迎えた38戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（18戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（15戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハルマサキングを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月4日、中1週で迎えた40戦目は、裕介君・美佳さん祝結婚記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（16戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた41戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（17戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月8日、中2週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた42戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（18戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。