スイートアンナ（1986年生、母スイートスピード）

Sweet Anna

1986.04.17

スイートアンナ（1986年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエンペリー（当時13歳）と交配したスイートスピードが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の3歳新馬(牝)。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 15戦1勝 [1-2-0-12/15]
• 総賞金 国内: 1,140万円
• 生年月日: 1986年4月17日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牝
• 毛色: 鹿毛
• 厩舎: 境勝太郎 美浦
• 馬主: 和田共弘
• 生産者: シンボリ牧場

指数の推移（直近7走）

• 7
  走
  前
• 6
  走
  前
• 5
  走
  前
• 4
  走
  前
• 3
  走
  前
• 2
  走
  前
• 前
  走

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 1馬身半

ベストレース

• レース名: テレビ東京賞3歳牝馬ステークス
• 日付/馬齢: 1988年12月17日/2歳
• コース: 中山芝1600m 右 外
• 着順: 6着
• オッズ/人気: 47.5倍/13番人気
• 馬番/頭数: 4番/16頭
• 天候: 晴 7.5℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/遅
• レースラップ: 平均=11.8/ラスト=12.5
• レースペース: 稍ハイ
• 通過順位: 13-10-9
• 馬体重 増減: 436kg -4
• 出走間隔: 中7週
• 騎手 斤量: 東信二 53.0kg

血統

概要

母のスイートスピードは中央平地18戦2勝2着3回。祖母のスイートチエリーは中央平地22戦5勝2着4回。曾祖母のスイートエイトは中央平地19戦2勝2着2回。父のエンペリーは海外G1・1勝（英国芝）。

近親馬

• • 全伯父: ピュアーシンボリ 1976/JPN/スピードシンボリ
  ピュアーシンボリ
• • 半従弟: ジャムシード 1989/JPN/シンボリルドルフ
  ジャムシード
• • 半従弟: マイネルトレドール 1990/JPN/タマモクロス
  マイネルトレドール
• • 半従妹: ダンツシリウス 1995/JPN/タマモクロス
  ダンツシリウス

※活躍馬のみ。

産駒

• • 娘: リスクモガミ 1991/JPN/モガミ
  リスクモガミ
• • 娘: リーチシグレ 1992/JPN/リーチ
  リーチシグレ
• • 息子: キンボシ 1993/JPN/ダンスホール
  キンボシ
• • 娘: ダンススイート 1994/JPN/ダンスホール
  ダンススイート

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Pharos＝Fairway	5*5×6*6	9.37%
牡	Nearco	4×5	9.37%
牡	Hyperion	5*6×5*6*6	10.93%
牡	Gainsborough	6*7×6*6*7*7*7	7.81%
牡	Manna	6×6*7	3.9%
牡	Phalaris	6*6*7×7*7*7	6.25%
牡	Chaucer	6*7*7*7×7	4.68%
牡	Blenheim	6*7×7	3.12%
牡	Solario	7×6*7	3.12%
牡	Blandford	7*7*7×7	3.12%
牡	Tetratema	7×7	1.56%
牡	The Tetrarch	7×7	1.56%
牡S	Bahram	6*6	3.12%
牡S	Spearmint	7*7	1.56%
牡S	Bruleur	7*7	1.56%
牡M	Buchan	7*7	1.56%
牡M	Tourbillon	7*7	1.56%
牝	Selene	5*6*7×6*7*7	8.59%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 Vaguely Noble 1965 （GB）		ヴイエナ 1957 （GB）	Aureole	Hyperion
				Angelola
			Turkish Blood	Turkhan
				Rusk
		Noble Lassie 1956 （GB）	Nearco	Pharos
				Nogara
父 エンペリー 1973 （USA）			Belle Sauvage	Big Game
				Tropical Sun
		Postin 1940 （ARG）	Hunter's Moon	Hurry On
				Selene
父の母 Pamplona 1956 （PER）			Quinta	Codihue
				En Guardia
		Society's Way 1950 （GB）	Kingsway	Fairway
				Yenna
			Society's Vote	Wyndham
				Conversation Piece
母の父 スピードシンボリ 1963 （JPN）		ロイヤルチヤレンヂヤー 1951 （IRE）	Royal Charger	Nearco
				Sun Princess
			Skerweather	Singapore
				Nash Light
		スイートイン 1958 （JPN）	ライジングライト	Hyperion
				Bread Card
母 スイートスピード 1978 （JPN）			フイーナー	Orthodox
				Sempronia
		パーソロン 1960 （IRE）	Milesian	My Babu
				Oatflake
母の母 スイートチエリー 1970 （JPN）			Paleo	Pharis
				Calonice
		スイートエイト 1964 （JPN）	ゲイタイム	Rockefella
				Daring Miss
			スヰート	First Fiddle
				Blue Eyed Momo

血統分類

• サイアーライン: オリオール系
• ファミリーナンバー: 1-s

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
1990/04/01 阪神	ダ1200m 重 晴	5歳以上500万下	マルサキタミ 1.2	9 / 16	3枠 6番	小島太	54kg	85.3	14人	16-16	/ 35.8	440	+10
1990/02/11 小倉	芝2000m 重 曇	5歳以上500万下	ウエストタイラント 2.5	10 / 12	8枠 12番	木藤隆行	54kg	11.1	5人	5-4-4-8	41.7 / 37.0	430	-12
1990/01/27 小倉	芝2000m 良 曇	5歳以上500万下	シロキタハクオー 0.6	4 / 16	4枠 7番	木藤隆行	54kg	10.3	6人	8-11-9-10	37.5 / 36.7	442	+4
1990/01/06 中山	ダ1200m 良 晴	5歳以上500万下	シルクバード 2.1	9 / 12	7枠 10番	高橋明	51kg	20.2	5人	11-11	39.2 / 36.5	438	-6
1989/12/09 中山	芝1800m 良 晴	鹿野山特別 900万下	ジュネーブシンボリ 1.5	9 / 12	5枠 5番	小島太	53kg	30.6	9人	9-9-11-11	36.9 / 37.3	444	+2
1989/11/25 東京	ダ1600m 良 晴	4歳以上400万下	ディルビアーナ 2.5	10 / 10	7枠 8番	小島太	53kg	6.0	4人	6-6	/ 36.6	442	+6
1989/11/12 東京	芝1400m 良 晴	4歳以上400万下	スーパーチャーム 0.1	2 / 12	5枠 6番	小島太	53kg	4.0	1人	10-10	/ 37.0	436	-2
1989/10/21 東京	芝1600m 良 晴	4歳以上400万下	ワールドコマヨシ 0.3	2 / 13	7枠 10番	小島太	53kg	27.8	11人	3-3	/ 36.6	438	+14
1989/04/22 東京	芝2200m 良 晴	新緑賞 400万下	リアルバースデー 0.9	6 / 8	4枠 4番	小島太	53kg	15.4	5人	5-4-4-4	/ 38.5	424	+2
1989/03/19 中山	芝2200m 良 晴	ミモザ賞 400万下	ロングエトナ 0.8	9 / 15	7枠 13番	関口睦介	53kg	49.9	15人	7-6-3-2	39.4 / 37.5	422	-6
1989/03/04 中山	芝1600m 稍 曇	桃花賞 牝400万下	キオイドリーム 2.4	11 / 14	8枠 14番	小島太	53kg	19.3	8人	13-14-14	36.9 / 36.7	428	-4
1989/01/29 東京	芝1600m 良 晴	クイーンC 牝G3	カッティングエッジ 2.2	7 / 9	2枠 2番	小島太	53kg	18.5	7人	6-5	/ 35.8	432	-4
1988/12/17 中山	芝1600m 良 晴	テレビ東京賞3歳牝馬S 牝G3	カッティングエッジ 0.8	6 / 16	2枠 4番	東信二	53kg	47.5	13人	13-10-9	37.6 / 35.0	436	-4
1988/10/23 東京	芝1400m 良 晴	3歳新馬	(ミハス) -0.2	1 / 7	4枠 4番	東信二	53kg	1.9	1人	2-2	/ 36.0	440	-6
1988/10/09 東京	芝1600m 重 曇	3歳新馬		失格	7枠 7番	小島太	53kg	6.7	4人	6-5	/ 36.1	446

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月9日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロモニカから7馬身差の2位に入線したが、その後失格となった。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミハスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3歳（1989年）

1月29日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた6戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のミモザ賞（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた7戦目は、4歳400万下の新緑賞（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったワールドコマヨシにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したスーパーチャームに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小島太騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の鹿野山特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

4歳（1990年）

1月6日、中3週で迎えた12戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた13戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

2月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4月1日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小島太騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。