ワールドコマヨシ（1985年生、母ウメノバンダ）

ワールドコマヨシ（1985年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリユウフアーロス（当時22歳）と交配したウメノバンダが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者はワールドファーム。戦績は、中央平地36戦4勝2着2回、地方8戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の潮来特別(900万下)。

経歴

デビュー前

斉藤志孝厩舎（上山）へ入厩。

2歳（1987年）

5月11日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、3歳（上山ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は413kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタカラハイデンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた2戦目は、星川兼一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（上山ダート800m 雨/重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のあじさい特別（上山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のトガミに3/4馬身の差をつけて優勝

7月7日、中3週で迎えた4戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、3歳（上山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトガミから半馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のいで湯賞（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったデルノトウシヨウからクビ差の2着に甘んじた。

8月25日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦のダリア特別（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったデルノトウシヨウから2馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中5週で迎えた7戦目は、2歳戦のオパールカップ（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のデルノトウシヨウに5馬身の差をつけて制した。

11月1日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦の3歳優駿（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1988年）

1月9日、中9週で迎えた9戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月29日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、4歳400万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4歳（1989年）

3月25日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大崎昭一騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月17日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で大崎昭一騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るブレイブウーマンを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

7月15日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で大崎昭一騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の米山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大崎昭一騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大崎昭一騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で大崎昭一騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったアンソニーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大崎昭一騎手（12戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスイートアンナに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月11日、中2週で迎えた22戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（13戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5歳（1990年）

1月6日、中4週で迎えた24戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメジロコマンドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（14戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（15戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（16戦2勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（17戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、竹原啓二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹原啓二騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（18戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた35戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（19戦2勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下の’90インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（20戦2勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は町田義一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた39戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（21戦2勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

1月26日、中1週で迎えた40戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（22戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた41戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（23戦2勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた42戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（24戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコクサイジュニアをアタマ差振り切って久々に美酒を浴びた。

3月23日、中2週で迎えた43戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（25戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマツラッキーを半馬身振り切って7勝目を手中に収めた。

4月6日、中1週で迎えた44戦目は、ハンデ戦の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（26戦4勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に敗れた。