キンセイマル（2004年生、母コミニュケーション）

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、北島三郎によって840万円で落札された。

2歳（2006年）

10月27日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。馬体重は461kg。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカイテキボスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2007年）

1月23日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの’07桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4月5日、中9週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の花海棠賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2008年）

7月18日、約15か月半の休養明けで迎えた5戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3三ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマイハマアローに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

8月8日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、抜け出したスカーレピーコックを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイキチャーミングを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

11月18日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月9日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケデンシルヴァンに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月16日、連闘で迎えた13戦目は、花のまち鴻巣賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケデングローリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（8戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で川島正太郎騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカツコマを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月3日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で川島正太郎騎手（10戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のカルガモ賞（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で川島正太郎騎手（11戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったクリムゾンクエストに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（12戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のケンブリッジロスをハナ差振り切って7勝目を獲得した。

7月17日、中1週で迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のなでしこ特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた21戦目は、トワイライト・エンブレム賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（13戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルークウッドに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月31日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（14戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、抜け出したウィングアイを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中0週で迎えた23戦目は、秋雲特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（15戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月13日、中8週で迎えた24戦目は、砂子特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（16戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（17戦7勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6歳（2010年）

1月14日、中4週で迎えた26戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（18戦7勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。