ナイキチャーミング（2005年生、母ナイキアラモード）

ナイキチャーミング（2005年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時18歳）と交配したナイキアラモードが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、地方16戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年のトワイライトチャレンジ賞(一般C2 牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

川島正一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

10月25日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3歳（2008年）

5月8日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベンテンシオールに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月9日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月16日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアスペラータを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg戻して迎えた5戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、キンセイマルに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、セイントプラチナに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月10日、中2週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2009年）

1月7日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた10戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったブルージュエルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月1日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定のハンデ戦のトワイライトチャレンジ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のヤマイチリベラルに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月8日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

7月28日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のしょうなんえのしま（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、キエヌルキアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中5週で迎えた15戦目は、萩特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、カーリヒルズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、トップパンドラに交わされて1馬身差の2着に敗北した。