ホワイトフリル（2012年生、母マイダイナマイト）

ホワイトフリル（2012年1月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「白いフリル」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時14歳）と交配したマイダイナマイトが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。主な勝ち鞍は2017年の節分特別(一般B)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、谷水雄三によって1,207.5万円で落札された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

4月19日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に敗れた。

6月28日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

9月19日、中8週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

10月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスカイホーネットを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサマーグレースに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月20日、中1週で迎えた21戦目は、イワカガミ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカノーチラスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、わほほい吉田夫妻お伊勢参り記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ミスアンジーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコーリンジャヴローに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月23日、中2週で迎えた25戦目は、尾花特別（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた26戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウライジェンヌを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて4勝目を収める

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、黄菊特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカフジイーグルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた29戦目は、梅本家知りとうなかった10周年（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（9戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた30戦目は、畠中清羅21歳せいたん記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したチムニーロックに半馬身届かず2着となった。

12月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイマナロを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月21日、連闘で迎えた32戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2017年）

1月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた34戦目は、もつ鍋賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ミスターロールスに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた35戦目は、節分特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るプレゼンスブルーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

2月13日、中1週で迎えた36戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（11戦5勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた37戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた38戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた39戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた40戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月24日、連闘で迎えた41戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた42戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた43戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた44戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた45戦目は、朱雀神賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた46戦目は、クロダイ賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。