バンアビクトーリャ（2002年生、母メジロベッサン）

バンアビクトーリャ（2002年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したメジロベッサンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方9戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年のペチュニア特別( 牝)。

経歴

デビュー前

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2005年）

2月23日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は497kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノライジンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月2日、中1週で迎えた3戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったタカラマズルオーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワンダーアーツにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のナイスシューズ特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で白田日出夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の夏椿特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったワタリシャンハイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のペチュニア特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュエルシャネルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月21日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月24日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のディーエスライナーに1馬身半の差をつけて制した。