アブサンラバー（2009年生、母ノースサンデー）

アブサンラバー（2009年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「リキュールの一種＋愛好者」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時17歳）と交配したノースサンデーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2012年のシャコー5 1周年らいおねる31歳記念(一般C2九十)。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

5月20日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月9日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

11月1日、中7週で迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のプレジデントハートを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月22日、中2週で迎えた6戦目は、深秋特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた7戦目は、シャコー5 1周年らいおねる31歳記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のチェレンコフに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2013年）

3月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、まーくん祝34歳ボーダーやめました記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプレジデントハートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。