ウィンターフェル（2016年生、母トピカ）

ウィンターフェル（2016年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利＋人名より。小説に登場する王国の名より」。毛色は青毛。種牡馬のダノンバラード（当時8歳）と交配したトピカが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は有限会社三石軽種馬共同育成センター。戦績は、中央平地1戦0勝、地方7戦4勝2着2回。2018年の北海道2歳優駿(Jpn3)で2着に入った他、2019年の羽田盃(S1)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月22日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレスプレンデントを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月28日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったイッキトウセンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月24日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナイママを半馬身振り切って2勝目を手にした。

8月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月25日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイグナシオドーロを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って優勝

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイコートにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月1日、中2週で迎えた7戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イグナシオドーロにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月19日、中6週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2019年）

3月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたステッペンウルフ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったミューチャリーにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中5週で迎えた11戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた12戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月4日、中7週で迎えた13戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒカリオーソに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2022年）

1月14日、約29か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた14戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、習志野特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスマイルウィに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月16日、中4週で迎えた15戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7歳（2023年）

9月4日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた16戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。