ケイツーレアル（2015年生、母サマーファインデイ）

ケイツーレアル（2015年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋通貨名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時12歳）と交配したサマーファインデイが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山野牧場。主な勝ち鞍は2020年のルビー特別(一般C3)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、天笠哲勇から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、楠本勝美によって453.6万円で落札された。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月9日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。17頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3歳（2018年）

3月3日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

4月21日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

8月4日、中5週で迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月15日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の木の実賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月28日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の藤袴賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

12月19日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳戦の引退馬協会ナイスネイチャ賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4歳（2019年）

1月3日、中1週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

1月31日、中3週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のデンドロビウム賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のハーツイグニションに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月27日、中3週で迎えた14戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、八肥の会ジオファーム創立1周年記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の栄光の胴桃・右緑たすき、そで緑賞（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2020年）

4月17日、約12か月半の休養明けで迎えた17戦目は、フローラ賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた18戦目は、フローラ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた19戦目は、ウルド賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、ルビー特別（浦和ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のゲンパチカガヤキをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブルコに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中9週で迎えた23戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、2020川崎ジョッキーズカップ第6戦（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

6歳（2021年）

3月31日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、桜のまち幸手賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、ファイナルアンサー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた26戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた27戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ファイナルアンサー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたマヌイーア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月8日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。