コーセイファイン（2000年生、母イシノソブリン）

コーセイファイン（2000年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラロータリー（当時16歳）と交配したイシノソブリンが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、地方32戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋実から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

横山栄次郎厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2003年）

3月14日、デビュー戦は岡田大騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は435kg。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマキバサンディーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた6戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルコマンダーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月23日、中6週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマスクラリーを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

10月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月31日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4歳（2004年）

2月24日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月6日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2十1112（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋哲也騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3一二三（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドアルテミスを豪脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

8月12日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサニーモンスターを半馬身振り切って制した。

9月26日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は高橋哲也騎手（8戦1勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したファインスターを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（11戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月15日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた26戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋哲也騎手（13戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエキシビジョンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた27戦目は、品川区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋哲也騎手（14戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2005年）

1月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋哲也騎手（15戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップナンバーを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

2月14日、中4週で迎えた29戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋哲也騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋哲也騎手（17戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月16日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋哲也騎手（18戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた32戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で高橋哲也騎手（19戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。