エキシビジョン（1999年生、母エックスワイスキー）

エキシビジョン（1999年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時14歳）と交配したエックスワイスキーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、地方16戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の一般C2五六。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2002年）

7月1日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は530kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、トモノオーショウに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のジョリーズボーイに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2003年）

4月28日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から39kg増やして迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3六ア（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリゲビシンにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月4日、中4週で迎えた4戦目は、一般C3三ウ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月7日、中8週で迎えた5戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアケボノスターに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2004年）

3月23日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から50kg減らして迎えた6戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般C3三イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエアーズフォンテンに3馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

4月15日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で實川純一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のツルマイブラザーズに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月27日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3二イ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で實川純一騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャインオペラに4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

6月18日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で實川純一騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したパッションルージュに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月28日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で實川純一騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォッシフォンテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて久々の実戦をモノにした。

11月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で實川純一騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナショナルページを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で實川純一騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したトベノムラダイオーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で實川純一騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコーセイファインに2馬身半の差をつけて8勝目を獲得した。

6歳（2005年）

1月3日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で實川純一騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で實川純一騎手（10戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキョクイチダーリンに1馬身半の差をつけて9勝目をマークした。