キタニッポン（2003年生、母キミガヨ）

キタニッポン（2003年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北＋日本」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時11歳）と交配したキミガヨが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地1戦0勝、地方39戦4勝2着5回。2005年のマンハッタンカフェ賞で2着に入った他、2005年のウィナーズチャレンジで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

7月6日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミサトリバーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月2日、中3週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェルロッサーから1馬身差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのマンハッタンカフェ賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズランサイレンスから1馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのネオユニヴァース賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月12日、中5週で迎えた5戦目は、2歳オープンのアグネスフライト賞（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた8戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホカロン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2006年）

2月12日、中6週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月15日、約8か月の休み明けで迎えた10戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったザママーベラスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた13戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプリムラ特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2007年）

1月22日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた15戦目は、高田馬場特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は東原悠善騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、駒形特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカイゼルハートを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

4月20日、中3週で迎えた18戦目は、こぐま座特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナックザワールドに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、緑風賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月20日、中0週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、アストレイア賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルブラジリエに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた22戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた23戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた24戦目は、アンタレス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた25戦目は、ゴールデンナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた26戦目は、ペガサス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた27戦目は、一般B2四 B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカネショウメロンに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月27日、中3週で迎えた28戦目は、トパーズ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は東原悠善騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた29戦目は、アデュー2007賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

5歳（2008年）

1月29日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた30戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

2月29日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた31戦目は、望春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた32戦目は、シリウス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

9月23日、約6か月の休み明けで迎えた33戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、佐倉牧特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた34戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた35戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた36戦目は、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた37戦目は、宝船特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月27日、中2週で迎えた38戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた39戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、立春特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したサミンクレヴァーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月27日、中2週で迎えた40戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。