レインボーロマンス（2001年生、母クローズイン）

レインボーロマンス（2001年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「虹色の物語」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアジハード（当時6歳）と交配したクローズインが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地23戦3勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

5月23日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のホーマンルージュに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

11月27日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4歳（2005年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月21日、中7週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5歳（2006年）

4月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4月29日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦0勝）。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコウユールビーをハナ差振り切って久々に美酒を浴びた。

5月27日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドビームシチーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（5戦2勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（6戦2勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の上総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6歳（2007年）

2月4日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石神深一騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で石神深一騎手（9戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石神深一騎手（10戦2勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で石神深一騎手（11戦2勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月26日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（12戦2勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

6月3日、連闘で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（13戦2勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

10月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（14戦2勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（15戦2勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。