コウユールビー（2002年生、母タケノアンゼラ）

コウユールビー（2002年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ルビー」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したタケノアンゼラが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は武岡農場。戦績は、中央平地31戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月19日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3歳（2005年）

1月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

1月23日、中2週で迎えた3戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

4月3日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月8日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

6月11日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを5馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のコウエイアタックに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

12月17日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

4歳（2006年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

3月12日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部剛史騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部剛史騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたブランシュネージュ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたレインボーロマンス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月21日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシンシアー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月27日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

7月1日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部剛史騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月6日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

9月9日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上500万下の鳥取特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたメイショウトッパー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

11月4日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部剛史騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月23日、中6週で迎えた23戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5歳（2007年）

1月27日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコスモラヴソングに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったプレミアムボックスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず18着に敗れた。

5月20日、連闘で迎えた29戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月21日、約3か月の休み明けで迎えた31戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。