フリージングフォグ（2021年生、母ウィンターパレス）

フリージングフォグ（2021年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「微小な過冷却の水滴が浮遊する気象現象のこと」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時18歳）と交配したウィンターパレスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2025年の一般C27。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

2月3日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

12月19日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月29日、中0週で迎えた3戦目は、3歳以上C1（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

4歳（2025年）

2月10日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアノヒノアヤマチに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月26日、中1週で迎えた5戦目は、矢作古川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた6戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンガイガンバルドに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月13日、中3週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタニオブカンナに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、祝結婚!龍生と舞香の愛はK点越え記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップタルマエに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、能登が示す、ふるさとの未来賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、英之&光則、山形から金沢競馬場参上記念!（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったプルスウルトラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた12戦目は、しゃいに～石川☆彩夏さんお誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のウインエイムハイに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月27日、中2週で迎えた13戦目は、石崎奉燈祭賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月23日、中7週で迎えた14戦目は、一般B1四（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて4着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた15戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般B1四（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた16戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネル開局30周年特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた17戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシェルターベルトに3馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。