ヤマニンノーティス（2001年生、母インポート）

ヤマニンノーティス（2001年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋注意」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したインポートが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地39戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒダカファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ヒダカファーム育成場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、土井肇によって945万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月16日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、逃げるサンワードミルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月18日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

12月13日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3歳（2004年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた13戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったビッグサクセスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月25日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた18戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で川田将雅騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた21戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で川田将雅騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月29日、中2週で迎えた22戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で川田将雅騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた23戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で川田将雅騎手（9戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で川田将雅騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

10月31日、中3週で迎えた25戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハピネスレインズに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（11戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

12月4日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（12戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（13戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のローリーポーリーをハナ差振り切って勝利をモノにする

4歳（2005年）

4月23日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた30戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた31戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた33戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

10月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月22日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（14戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシャイニングピアスを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月6日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（15戦2勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた37戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた38戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。