トウヨウテースト（1997年生、母ビユテイフルクイン）

トウヨウテースト（1997年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時26歳）と交配したビユテイフルクインが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は吉田又治。戦績は、中央平地30戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

5月6日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したフユノファンタジーを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤクモサンピラーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月20日、中2週で迎えた7戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月28日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラブフォーエバーにハナ差届かず2着に惜敗した。

11月11日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったタニノディオーネに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2001年）

1月13日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォルナリーナを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月28日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林慎一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月5日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

10月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（13戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（14戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず14着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（15戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

5歳（2002年）

1月12日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（16戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（17戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月10日、中5週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（18戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。