サイコウダネ（2021年生、母ジェムディーラー）

サイコウダネ（2021年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高だね」。毛色は鹿毛。種牡馬のTalismanic（当時8歳）と交配したジェムディーラーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方14戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の猪篠スプリント(C2二)。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月5日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3歳（2024年）

2月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた6戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は古川奈穂騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

6月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で古川奈穂騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川端海翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

11月12日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、猪篠スプリント（園田ダート1230m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のスマートプレジールをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は石堂響騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、サンピアノソナタにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2025年）

1月21日、中2週で迎えた17戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた19戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（姫路ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、タンポポ賞（姫路ダート800m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた22戦目は、塩津璃菜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1 C2（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塩津璃菜騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったヨシノタルマエに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月15日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩津璃菜騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヨシノタルマエに1馬身半の差をつけて優勝

5月28日、中1週で迎えた25戦目は、上筱見ダッシュ（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩津璃菜騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のヘイストをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月18日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木世麗騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた27戦目は、和田陽希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

2024年7月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月15日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、上里直汰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。