ミリョク（1993年生、母ゴールデントレジャリー）

Miryoku

1993.04.09

ミリョク（1993年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のRiverman（当時24歳）と交配したゴールデントレジャリーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月10日、デビュー戦は村山明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

3歳（1996年）

6月22日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

7月7日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井正輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

8月4日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤井正輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、エイユーダンボーにアタマ差交わされて2着となった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤井正輝騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグランドレーヌに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤井正輝騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤井正輝騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

10月5日、中1週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり17着に敗れた。