プリティタヤス（2003年生、母ライトシップ）

プリティタヤス（2003年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「可愛い＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時11歳）と交配したライトシップが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着5回。2006年のアネモネステークス(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ジャパンホース・トレードから「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、横瀬兼二によって840万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月13日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフローネ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったイイデチェロキーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるシェルズレイにハナ差届かず2着に惜敗した。

11月27日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のヴィヴァキセキに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

8月5日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したクイーンアイリスに半馬身届かず2着に敗北した。

9月24日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の原町特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線に入ると、前で粘るクィーンマルトクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を手にした。

12月2日、中3週で迎えた18戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したチリエージェを差し切れず、2馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のツルミトゥインクルをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

12月24日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

4歳（2007年）

6月24日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月1日、連闘で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（8戦2勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月14日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（9戦2勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

8月12日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日経賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。