ラルグス（2014年生、母デコトウショウ）

ラルグス（2014年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「気前のいい（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時12歳）と交配したデコトウショウが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の魅力いっぱい秋の福島にいらっしゃい記念(一般C2七八九)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、トウショウ産業トウショウ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって918万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月5日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月14日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2018年）

1月1日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月26日、中7週で迎えた5戦目は、チーター賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウロッソに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、カワセミ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したギンマクデビューを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中4週で迎えた7戦目は、トビウオ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、フクロウ賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したテネレッツァを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったウインベザントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、魅力いっぱい秋の福島にいらっしゃい記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパラワンエルニドを半馬身振り切って2勝目を手にした。