サンカシグレ（2022年生、母マイネカトレア）

サンカシグレ（2022年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「散花より+時雨」。毛色は芦毛。種牡馬のウインブライト（当時8歳）と交配したマイネカトレアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ブルースターズファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

8月10日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたヴァルキリーバース決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3歳（2025年）

3月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた6戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたベラトール決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたウインポセイドン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスティーヴバローズを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビップチェイスを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりの実戦を物にした。

11月1日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。