ドントレットゴー（2021年生、母レットハーゴー）

ドントレットゴー（2021年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「手を離すな。母名からの連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時8歳）と交配したレットハーゴーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。2025年のスプリングアタック(一般B C)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月21日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー京都（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3歳（2024年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

5月19日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

7月20日、中8週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったアレナパラシオに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月17日、中3週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月25日、中5週で迎えた6戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のセブンスリーローズに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアヴィエーターに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月24日、中1週で迎えた8戦目は、日刊スポーツ極ウマくん賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセブンスリーローズを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月23日、中3週で迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて16着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた10戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4歳（2025年）

2月8日、中7週で迎えた11戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた12戦目は、スプリングアタック（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラブアンバジョに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月2日、中3週で迎えた13戦目は、百十郎桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、フェアリーティンクにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた15戦目は、楽市楽座特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったヨーコマイラヴに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中3週で迎えた16戦目は、付知川特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチュウワスプリングを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月28日、中6週で迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったマジックモーメントに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中3週で迎えた18戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、馬い!イザナミ淡路の玉ねぎ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1四五六ア（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホープエトワールを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

デビュー前

米谷康秀厩舎（船橋）へ入厩。

11月7日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、パキラ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。