マイネルゲベート（2001年生、母スイートリヴリア）

マイネルゲベート（2001年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋祈り、祈願（独）」。毛色は栃栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時13歳）と交配したスイートリヴリアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回、地方24戦6勝2着5回。2007年の六甲盃(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、上水牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,050万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,200万円（22万×100口）で一口馬主が募集された。

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月6日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1700m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月6日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

11月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったマイネルヴェンティにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

12月20日、中3週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったブラックファルコンにねじ伏せられて8馬身差の2着に敗北した。

3歳（2004年）

1月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたソルナシエンテ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6月6日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のタイキコナンに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（8戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4歳（2005年）

5月26日、約9か月の休養明けで迎えた14戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、ゼンノエルシド賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジュウジセンプーに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、丘珠特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスローンフォルから2馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中3週で迎えた16戦目は、Aiba浦河ささげ特別（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアルカングサクラに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、地方重賞の星雲賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた18戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のえぞ松特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のジュウジセンプーに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた19戦目は、アルファルド特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた20戦目は、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のランタイムルーチンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、三石海浜公園特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2006年）

6月22日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、道農協軽種馬対策委員会賞創設記念特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた24戦目は、プロキオン特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた25戦目は、キリン生茶シャイニングスターカップ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた26戦目は、メジロライアン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨイチイーストから1馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた27戦目は、北海道米ななつぼし特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた28戦目は、浦河町獣医師会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた29戦目は、日本軽種馬登録協会特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた30戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビッグアーチを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2007年）

1月4日、中1週で迎えた31戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、ビー&ハニー賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンブーフリットを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリピレネーに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

2月8日、中1週で迎えた33戦目は、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンブーフリットを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月1日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドリカムジャガーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月6日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた37戦目は、3歳以上A1一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず3着に終わった。