ダイゴパワー（1993年生、母ノースケープ）

ダイゴパワー（1993年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時8歳）と交配したノースケープが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方22戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年のねむの木賞(C3以下)。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

10月7日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3歳（1996年）

7月13日、約9か月の休み明けで迎えた3戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（1997年）

4月27日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤井正輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月15日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C5-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のレオティアラに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた9戦目は、C4-1（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のジュンパティーに6馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月12日、中1週で迎えた10戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のドクターフリートに5馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

9月16日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた12戦目は、ねむの木賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジミクロスをハナ差制して4勝目を挙げた。

10月10日、中0週で迎えた13戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったレオプリマから半馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた14戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエムエムヘルシーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、シリウス特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、アスター賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた17戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦5勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1998年）

1月6日、中0週で迎えた20戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月13日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（12戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウォーターポップを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（14戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（15戦5勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた25戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（16戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るミナミアサヒを上がり0位の末脚で半馬身差し切って6勝目を手に入れた。

7月21日、中1週で迎えた27戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（17戦6勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた28戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。