アルティメットサガ（2020年生、母ウチデノコヅチ）

アルティメットサガ（2020年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高の物語」。毛色は栗毛。種牡馬のディープエクシード（当時7歳）と交配したウチデノコヅチが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大道牧場。主な勝ち鞍は2023年の鯨飲馬食お嬢様部創部記念杯(一般C26)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

8月19日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

2023年8月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月25日、中4週で迎えた2戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の櫂糸くん一歳の誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた3戦目は、鯨飲馬食お嬢様部創部記念杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアトリーテソーロを別次元の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、玉野川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、レース場へ行きましょう出版記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロジメリオールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月17日、中1週で迎えた6戦目は、香嵐渓特別（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

12月15日、中3週で迎えた7戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた8戦目は、オッズパーク杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハートマンに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2024年）

1月19日、中3週で迎えた9戦目は、七里の渡し特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木之前葵騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケンドチョウライに1馬身半の差をつけて制した。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、梅見月杯（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で木之前葵騎手（8戦4勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で木之前葵騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトモノコリをクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

4月9日、中7週で迎えた12戦目は、おひつじ座特別（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で木之前葵騎手（10戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた13戦目は、プレアデス特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で木之前葵騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のオンワードセルフに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月1日、連闘で迎えた14戦目は、薫風特別（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で木之前葵騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。