ノースノース（2012年生、母マチカネセンヒメ）

ノースノース（2012年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したマチカネセンヒメが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉学。戦績は、地方6戦4勝2着1回。2015年の’15雲取賞に勝利した他、2015年のニューイヤーカップ(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小泉学から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2014年）

6月20日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のライラックデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は433kg。4頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のアンボワーズに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の波乗り特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のナイキアフォードに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月9日、中7週で迎えた3戦目は、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハーモニーウィルを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

3歳（2015年）

1月8日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったラッキープリンスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンの’15雲取賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のクラバズーカーをハナ差振り切って4勝目を収める

7月21日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦の文月賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。