シルククローチェ（2003年生、母ロワイヤルハイネス）

シルククローチェ（2003年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋十字、十字架（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したロワイヤルハイネスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月1日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

4月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月1日、中5週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、逃げるトウショウノーティを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったハイエンドクォーツにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったオヤマエルニーニョにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月2日、中3週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアグネススピリッツに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月7日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

4歳（2007年）

10月8日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6歳（2009年）

6月7日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、青梅特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた14戦目は、むくげ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、あさがお特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、敬老の日特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。