コスモワイルド（2009年生、母スイートテンダイヤ）

コスモワイルド（2009年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時15歳）と交配したスイートテンダイヤが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、中央平地8戦0勝、地方18戦3勝2着3回。2011年のコスモス賞(オープン)で3着に入った他、2012年のオパールカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白瀬明から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、白瀬明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって315万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月18日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハイタッチに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモエレピンクダイヤに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアルデバラン賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクリーンチャンスにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

7月24日、中2週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月10日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

3歳（2012年）

1月22日、中5週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2月1日、中0週で迎えた10戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキョウエイペトラにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のハナミズキ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァイタルローズを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

6月6日、中2週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のロッソコルサを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月17日、中8週で迎えた19戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月18日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

4歳（2013年）

1月30日、中5週で迎えた23戦目は、Jpn1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた25戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の花見月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月18日、中3週で迎えた26戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。