ボルタドマール（2019年生、母ハルマッタン）

ボルタドマール（2019年2月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「大航海時代にポルトガル人が発見した貿易風と偏西風を利用する航海法」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したハルマッタンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、今中俊平によって1,320万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月6日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、エトワールジェンヌに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月20日、中6週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエムティゲランにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中2週で迎えた6戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のアスターヘキサゴンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月13日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた8戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた9戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

3歳（2022年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6月25日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月28日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山稔樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山稔樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で秋山稔樹騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた18戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のクラリティスケールをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月18日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（2023年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの五泉特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた22戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月6日、中9週で馬体重を前走から34kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。

10月14日、中9週で迎えた25戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。6着に入り込んだ。

11月5日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた26戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月19日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた28戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

5歳（2024年）

1月8日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来のガッツでどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

3月17日、中9週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林勝太騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、タシットに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月30日、中1週で迎えた31戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6月1日、中8週で迎えた32戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた33戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、オメガウインクに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月22日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。