タガノガルーダ（2007年生、母タガノシャルフ）

タガノガルーダ（2007年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋インド神話にでてくる神鳥」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したタガノシャルフが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

6月20日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたコスモソルスティス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月5日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のイオスに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月13日、中1週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3歳（2010年）

2月20日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

6月5日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月14日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラパリーガをクビ差振り切って優勝

4歳（2011年）

1月23日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

6月25日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインジュビリーを半馬身振り切って3勝目をマークした。

9月10日、中3週で迎えた18戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5歳（2012年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はビーチパレードと並んで7着同着となった。

2月4日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月19日、中9週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（9戦1勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。