プロスペロ（2017年生、母ラヴフェアリー）

プロスペロ（2017年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリスの人工衛星の名。男性名。バラの品種」。毛色は栗毛。種牡馬のリアルインパクト（当時9歳）と交配したラヴフェアリーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C3三四。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月6日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

4歳（2021年）

1月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた12戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウラカンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた16戦目は、1989ファンファーレ生演奏開始賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、せたがや馬術競技記念賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のリンケージに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5歳（2022年）

1月24日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のブリリアントパークに4馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

2月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイコトバを半馬身差し切って4勝目をマークした。

3月11日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカラヤンを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、フロリダ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ミスアニバーサリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（7戦4勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のコスモマギカに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた24戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、星月夜特別（大井ダート1000m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったライクマジックに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月17日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエムティゲランを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月7日、中2週で迎えた26戦目は、ゼームス坂賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた27戦目は、B2五B3二（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原周馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6歳（2023年）

3月10日、中9週で迎えた28戦目は、一般C1二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原周馬騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた29戦目は、サイド・カー賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた30戦目は、大木天翔騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は西啓太騎手（9戦5勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（10戦5勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月31日、約5か月の休養明けで迎えた34戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のティーズアペックスに1馬身3/4の差をつけて久々の一戦を物にした。

12月8日、中4週で迎えた35戦目は、子どもの食支援賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7歳（2024年）

2月11日、中8週で迎えた36戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は西啓太騎手（11戦5勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。