マルカタイフウ（1989年生、母キタノメギツネ）

マルカタイフウ（1989年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時22歳）と交配したキタノメギツネが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）柏台牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着2回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の浜名湖特別(900万下)。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月1日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8月1日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月10日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシクレノンディアナに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴッドジョオーに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月26日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4歳（1993年）

4月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（5戦2勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で小屋敷昭騎手（6戦2勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小屋敷昭騎手（7戦2勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で小屋敷昭騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小屋敷昭騎手（9戦2勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で小屋敷昭騎手（10戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で小屋敷昭騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で小屋敷昭騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったスイートマジョラムに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で小屋敷昭騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小屋敷昭騎手（14戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた18戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊中特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（15戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（16戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた21戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（17戦2勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5歳（1994年）

5月7日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のメイショウトワダに1馬身3/4の差をつけて久々の実戦をモノにした。

5月22日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下のインディア・トロフィー（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したランスオブスリルに半馬身届かず2着となった。

7月3日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（18戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のツルマルテイオーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた28戦目は、オークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（19戦3勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた29戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の古都ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた30戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田島信行騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず15着に終わった。

6歳（1995年）

1月15日、中3週で迎えた33戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小屋敷昭騎手（20戦3勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた34戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた35戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月8日、中5週で迎えた36戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。