ノアスカーレット（2007年生、母ノコナ）

ノアスカーレット（2007年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋深紅色」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したノコナが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方19戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年のアポイ岳ジオパーク特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中神牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、中神牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、中神牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐山公男によって472.5万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月21日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（2010年）

1月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月27日、中6週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

7月3日、中5週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4歳（2011年）

1月21日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十三14十五（浦和ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月3日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー競走（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したスティッチにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月12日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた19戦目は、タチアオイ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、トゥーザハイウェイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、南天特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた21戦目は、かに座特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

7月20日、中1週で迎えた22戦目は、アポイ岳ジオパーク特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のヤマノオレンジを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、サイアーライン特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島洋人騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた24戦目は、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島洋人騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた25戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で川島洋人騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた26戦目は、日高生産連特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた27戦目は、よい食笑味ちゃん特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月25日、中1週で迎えた28戦目は、山茶花特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた29戦目は、ソングオブウインド賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月11日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた30戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさと前沢牛杯（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた31戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。