ハイフレンドテンポ（1999年生、母ロンピングガール）

ハイフレンドテンポ（1999年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時10歳）と交配したロンピングガールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、地方28戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の虎ノ門特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

武智一夫厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

6月1日、デビュー戦は市村誠騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/良）に出走。馬体重は475kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したアタゴジルバを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で市村誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のバニヤンキングを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で市村誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラストアルバンシアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で市村誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で市村誠騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリンドバーミヤンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で市村誠騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4歳（2003年）

4月23日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月12日、中2週で迎えた9戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2三（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカンピオーネに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1九十（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月25日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、北千住特別（大井ダート1190m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したガッサンライデンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、一般C1八九（大井ダート1190m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で納谷和玖騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたエンゼルスカイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

3月2日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で納谷和玖騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で納谷和玖騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で納谷和玖騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったバトルエロイナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で納谷和玖騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマダムバローズを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

5月22日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で納谷和玖騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったハネダティアラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で納谷和玖騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で納谷和玖騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月6日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で納谷和玖騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼータホークアイを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、盛夏特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で納谷和玖騎手（13戦3勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

8月20日、中3週で迎えた23戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で納谷和玖騎手（14戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた24戦目は、虎ノ門特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で納谷和玖騎手（15戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンキョウハートを半馬身振り切って6勝目をゲットした。

10月17日、中3週で迎えた25戦目は、オパール賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で納谷和玖騎手（16戦4勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた26戦目は、東芝ライテック賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で納谷和玖騎手（17戦4勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた27戦目は、カストル賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で納谷和玖騎手（18戦4勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6歳（2005年）

4月8日、約5か月の休み明けで迎えた28戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。