タマイエス（2004年生、母タマビッグエックス）

タマイエス（2004年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋同意の言葉」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時7歳）と交配したタマビッグエックスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月1日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったリキサンファイターに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マイネルランページに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3歳（2007年）

2月3日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフィクシアスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

7月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2008年）

2月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた14戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のリュウノケンシロウをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

9月5日、中4週で迎えた16戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、伸びてきたランフォザバローズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月16日、中1週で迎えた17戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月28日、中5週で迎えた18戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ペルセウス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた20戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は有年淳騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5歳（2009年）

4月8日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ポインタース賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた22戦目は、内外タイムス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた23戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた24戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は有年淳騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた25戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

7月31日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、九十九里特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤロマネに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6歳（2010年）

6月9日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた27戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、水車特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。