ヤシマセイリュウ（1998年生、母ナスターシャ）

ヤシマセイリュウ（1998年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時14歳）と交配したナスターシャが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、地方19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

11月4日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のシークレットガルチを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3歳（2001年）

2月11日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

11月25日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、最後はサムソンデュークと並んで3着同着となった。

4歳（2002年）

1月14日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

7月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

8月24日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

12月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったチアズスピードオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

1月19日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

8月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。17着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた21戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカロスキューマを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月28日、中2週で迎えた22戦目は、プラタナス特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた23戦目は、新穂高特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた24戦目は、スポーツニッポン杯（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6歳（2004年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、福寿草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた26戦目は、キンセンカ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた27戦目は、シネマジャングル杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた28戦目は、日立建機杯（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で柴山雄一騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた29戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、キリンクラシックラガー杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ミステクノに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月30日、中3週で迎えた30戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、デージー特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた31戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月1日、中6週で迎えた32戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた33戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般A6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月1日、連闘で迎えた35戦目は、ベゴニア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた36戦目は、焼岳賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた38戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた39戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。