トキノタカイ（1984年生、母ヒメダイテン）

トキノタカイ（1984年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のカラード（当時12歳）と交配したヒメダイテンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庫富上山牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回、地方22戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は1989年の関ケ原特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

飯島二郎厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1986年）

11月16日、デビュー戦は山崎尋美騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレデイースペンサから2馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒガシチグサからアタマ差の2着に甘んじた。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎尋美騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノスペースに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1987年）

1月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎尋美騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎尋美騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のウエルプリンスに3馬身の差をつけて制した。

2月19日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦の寒梅特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎尋美騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の桜草特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎尋美騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレデイースペンサから2馬身半差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の雲取特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎尋美騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒシヨウリユウをクビ差制して勝利を手中に収めた。

5月6日、中5週で迎えた9戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の羽田盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の東京ダービー（大井ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（8戦3勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月12日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、C1（中京(地)ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツピューマに半馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

11月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、稲穂特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内沢信昭騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、C1（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内沢信昭騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた14戦目は、すずかけ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内沢信昭騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイエンペリーから3/4馬身差の2着となった。

4歳（1988年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内沢信昭騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカサゴオーザから1馬身半差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた16戦目は、原口次夫騎手を鞍上に迎えて、名古屋ジョッキーカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、宮本仁騎手を鞍上に迎えて、晩冬特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカサゴオーザから3馬身差の2着となった。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、うぐいす特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内沢信昭騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月18日、中8週で迎えた19戦目は、B2イ（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内沢信昭騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアンシンザンをアタマ差制して勝利を手中に収めた。

5月6日、中2週で迎えた20戦目は、スポニチ杯（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内沢信昭騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた21戦目は、若葉特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内沢信昭騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアイアンシンザンをアタマ差制して1着ゴールを果たした。

6月2日、中2週で迎えた22戦目は、木曽川特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内沢信昭騎手（9戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月9日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた25戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のみちのく特別（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は梅野信一騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の尾張特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったコスモローマンにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

12月18日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るオギラホールを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って7勝目を奪取した。

5歳（1989年）

1月21日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の石清水特別（京都芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で梅野信一騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の宇治川特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で梅野信一騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で梅野信一騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた32戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の関ケ原特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は梅野信一騎手（8戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフレッシュドリームに2馬身の差をつけて8勝目をマークした。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジュライステークス（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（9戦2勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。