フレッシュドリーム（1984年生、母マツノウイン）

フレッシュドリーム（1984年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時8歳）と交配したマツノウインが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は五十嵐藤夫。戦績は、中央平地39戦5勝2着7回。1990年のエイプリルステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久保田敏夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は中野渡清一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野渡清一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野渡清一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3歳（1987年）

1月18日、中6週で迎えた4戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

2月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したウイリアムテルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたマルゴレンヌ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジオットを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月2日、中3週で迎えた10戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下（東京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったコックロビンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月3日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったトウショウウイングにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた13戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の河口湖特別（東京芝2200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

11月14日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の相模湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の白樺湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったファーストコールにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

12月19日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（4戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（1988年）

1月5日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月29日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の金華山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月26日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5歳（1989年）

1月14日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた24戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のアジスイセイをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上400万下の勝山城特別（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマモフロンテアを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

3月5日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフォワードツモローに1馬身半の差をつけて制した。

3月18日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の関ケ原特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったトキノタカイにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の悠久山特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンシンリュウエンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて5勝目をつかんだ。

5月14日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上1400万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蓑田早人騎手（5戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた30戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の桶狭間ステークス（中京芝2500m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上1400万下の東海ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6歳（1990年）

1月28日、約7か月の休み明けで迎えた32戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた33戦目は、テレビ山梨杯（東京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月3日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（8戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したシンボリマルタンにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月8日、中4週で迎えた35戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月22日、中1週で迎えた36戦目は、やまびこステークス（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（10戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた37戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、緑風ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた38戦目は、福島テレビ杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（11戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月4日、約4か月半の休養明けで迎えた39戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。