タイセイジャスパー（2019年生、母プラセンティア）

タイセイジャスパー（2019年4月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+碧玉。宝石の一種」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したプラセンティアが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はカミイスタット。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カミイスタットから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田中成奉によって1,836万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月9日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワールドコネクターに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月12日、中8週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、中6週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ウラヤに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

11月20日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永野猛蔵騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4歳（2023年）

1月22日、中4週で迎えた11戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したメイショウオウギを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフォトスフィアをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

3月5日、中3週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

4月8日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月12日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの豊川特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5歳（2024年）

2月4日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニットウバジルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月25日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4月21日、中7週で迎えた20戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムタイキシャトルカップ（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月13日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた23戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。