ハピネスハンター（2008年生、母セクシーウィン）

ハピネスハンター（2008年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸福＋狩人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時5歳）と交配したセクシーウィンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。戦績は、中央平地3戦0勝、地方32戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年の山吹特別(一般B3 C1 ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤政志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、斉藤政志から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、白井牧場によって199.5万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月5日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、トサノジョウオウに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたプレアデスセヴン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月21日、中7週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキボウホウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコパノテンジンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月16日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のスズカマンボ賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアベニンプラナスを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

3歳（2011年）

5月25日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

7月13日、中6週で迎えた9戦目は、ホテイアオイ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（8戦2勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月6日、中0週で迎えた11戦目は、ヨルガオ特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネヴィッキーをアタマ差だけ差し切って優勝

10月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（10戦3勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた13戦目は、「門別ししゃも祭り」特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で井上俊彦騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシセイギンガをアタマ差振り切って4勝目を獲得した。

10月25日、中1週で迎えた14戦目は、リンカーン賞（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で井上俊彦騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、あばしりオホーツク流氷まつり特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で井上俊彦騎手（13戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のツキヒカルを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月19日、中5週で迎えた16戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセレクトミホを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

1月23日、中2週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のプレシャスラインをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた20戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた21戦目は、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセイエイアチーブに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレディハートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のジーガーゴールドを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月18日、中3週で迎えた24戦目は、薫風特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフサイチクローバーを鮮やかな末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

6月13日、中3週で迎えた25戦目は、パール特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

12月3日、約6か月の休み明けで迎えた26戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、もみの木特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた28戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、末広特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の春告鳥特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

2月1日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた31戦目は、WOWOWレディ・ジョーカー杯（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた32戦目は、草萌特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したグランデスボスケに半馬身届かず2着となった。

4月19日、中4週で迎えた33戦目は、芦ノ湖特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月3日、中1週で迎えた34戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の山吹特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダークセクターに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。