コスモヴェルフェン（2012年生、母アイアイサクラ）

コスモヴェルフェン（2012年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オーストリア、ザルツブルク地方の村の名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したアイアイサクラが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2十四。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

2月14日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月3日、中5週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったリシーハットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

9月19日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月26日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり3着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた14戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（9戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカガノカリスマをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月28日、連闘で迎えた17戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念普代村賞（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（11戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたスカイトップ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（13戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4歳（2016年）

1月2日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（14戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

1月9日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（15戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月20日、中9週で迎えた24戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（16戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（17戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月10日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、マイネルハーシェルに交わされて6馬身差の2着となった。

4月17日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（18戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月24日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（19戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた30戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた31戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（20戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた32戦目は、（祝）5周年!平泉世界遺産記念（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月2日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（21戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月9日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村直輝騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月23日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（5戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイケハートジョイを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。