リードトリプル（1983年生、母リキユウホー）

リードトリプル（1983年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアバージ（当時22歳）と交配したリキユウホーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地21戦6勝。1986年のCBC賞(G3)に勝利した他、1986年のニュージーランドトロフィー4歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

11月24日、11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月30日、10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のドウカンバロンに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（1986年）

1月6日、4歳400万下の若竹賞（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

1月11日、4歳400万下の白梅賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプライムテストをアタマ差振り切って勝利を手にした。

2月9日、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月2日、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 雪/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

4月12日、3歳オープンのれんげ賞（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグドリームを次元の違う末脚で3/4馬身差し切ってトップでゴールに入った。

5月10日、3歳オープンの葵賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタマモチャンピオンに2馬身半の差をつけてトップでゴールに入った。

5月24日、3歳G3のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

10月26日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月16日、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

12月14日、G3のCBC賞（中京芝1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田島信行騎手。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るホリノカチドキを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

4歳（1987年）

1月18日、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月8日、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田島良保騎手。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミスターボーイに1馬身半の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

3月1日、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 小雪/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月22日、G2のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月26日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

6月7日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月19日、小倉日経賞（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

10月10日、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月1日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は清水英次騎手。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。