ジャンナ（2008年生、母エーゲリア）

ジャンナ（2008年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽園（アラビア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したエーゲリアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地39戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の伊丹ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月18日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヴェラシティをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月6日、中6週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2011年）

2月13日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴァルディヴィアを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月1日、中7週で迎えた8戦目は、3歳オープンのいぶき賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた9戦目は、3歳1000万下のあおぎりステークス（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

12月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2012年）

1月5日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったコスモイーチタイムにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月3日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアントウェルペンにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイッシンドウタイをアタマ差振り切って久々に勝利を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5歳（2013年）

1月19日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタナトスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月7日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた26戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月7日、約6か月半の休養明けで迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の師走ステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた32戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伊丹ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るハリケーンを豪脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

7月13日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月30日、中6週で迎えた34戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた35戦目は、ラジオ日本賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた36戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた38戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月10日、約4か月の休み明けで迎えた39戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。