エンゼルトリック（2013年生、母エンゼルアーチ）

エンゼルトリック（2013年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天使のいたずら」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したエンゼルアーチが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は（有）大川牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦4勝。主な勝ち鞍は2017年の一般C2十五。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月18日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく13着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

3歳（2016年）

1月9日、中6週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月5日、中7週で迎えた4戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のアイキャストをハナ差振り切って初白星を挙げた。

5月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールドザタッチを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、「AIRDO スペシャル」賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた8戦目は、黒百合特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた9戦目は、清畠賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、うらかわ馬フェスタ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦2勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた13戦目は、JAびらとりニシパの恋人賞（門別ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で佐々木国明騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた15戦目は、浦河町うらら湖賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木国明騎手（10戦2勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた16戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた17戦目は、さざんか特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、JBC川崎まであと7日賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（11戦2勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（12戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた20戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、十和田湖温泉郷賞（水沢ダート850m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた21戦目は、芳醇アップル賞（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて難なく抜け出し、最後は2着のアストライオスに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

12月12日、連闘で迎えた22戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた23戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4歳（2017年）

1月9日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3月19日、中9週で迎えた26戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた27戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた32戦目は、盛岡神子田朝市賞（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2十八（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミエノコマンダーをクビ差振り切って4勝目を手にした。

5月28日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。