レッドスピネル（2007年生、母ノーテリング）

レッドスピネル（2007年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「パワーストーンの一種」。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンセラフィム（当時8歳）と交配したノーテリングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方4戦3勝。主な勝ち鞍は2011年の一般B5。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月16日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月7日、中2週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

2月21日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエフティフローラを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

4歳（2011年）

2月15日、約12か月の休み明けで迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、梅酒のぱかぱか杯（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカイゼンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中3週で迎えた5戦目は、白鷺特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

4月7日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウンドリュウセンを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月23日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワイドサンデーに3馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

5歳（2012年）

1月15日、中7週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。