ユウグロスファクタ（2019年生、母ミヤビグローリー）

ユウグロスファクタ（2019年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+成長因子」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時9歳）と交配したミヤビグローリーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内白井牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内白井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、アイテツによって330万円で落札された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月15日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた2戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイスラアネーロに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月26日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

7月10日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったオーロベルディに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村淳也騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るザアトムを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2023年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月15日、中9週で迎えた10戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず13着に終わった。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスのおおぞら特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は松本大輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたメルシー決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた13戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

11月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は松本大輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5歳（2024年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマシルフを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月7日、中8週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスのやまびこステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。